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ZEH住宅とは?義務化って誰が対象?

最近よく耳にする「ZEH(ゼッチ)住宅」。
義務化や補助金の話題もあり、「結局、うちは関係あるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ZEH住宅とは何か、義務化の内容、メリット・デメリットを、初めての方にもわかりやすく解説します。

ZEH住宅ってどんな家?

ZEHの図。「消費を抑える」ー「エネルギーを創る」=実質0

ZEH住宅とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略です。簡単に言うと、「使うエネルギー」と「つくるエネルギー」を差し引きして、年間のエネルギー消費量を実質ゼロにする住宅のこと。

そのために重要なのが、次の3つの考え方です。

①断熱性能を高めて、エネルギーを逃さない

外気の影響を受けにくい高断熱の家にすることで、冷暖房の効率が大きく向上します。
冷暖房をガンガン使わなくても、「夏はムワッとせず、冬は底冷えしにくい家」になります。

②省エネ設備で、使う電気を減らす

高効率エアコンや給湯器、LED照明など、エネルギー消費を抑える設備を採用します。
使う電気そのものを減らすことで、毎月の光熱費も自然と抑えやすくなります。

③太陽光で、エネルギーを自分の家でつくる

太陽光発電などでエネルギーを自宅でつくり、消費エネルギーを補います。
「電気を買う家」から、「電気をつくって使う家」へという考え方です。

ZEH義務化はいつから?何が変わる?

ZEHのこれからの基準の図

ZEHが義務化される」と聞くと、「太陽光は必ず設置しないといけないの?」と不安になる方も多いですが、実はそうではありません。
エネルギー基本計画等(2021年10月22日閣議決定)により、2030年以降に新築される住宅には、ZEH水準の省エネ性能を確保することが目標とされています。
そのため、省エネ基準は今後、段階的に引き上げられる予定です。

2025年4月以降 | まずは「省エネ基準」が必須に

すべての新築住宅で、現行の省エネ基準(断熱性能等級4以上、一次エネルギー消費等級4以上など)への適合が義務化されました。
これにより、省エネ基準を満たさない住宅は原則として建築できなくなります。

2030年以降 | ZEH水準が“当たり前”の基準に

新築住宅の省エネ基準が、ZEH水準(断熱等級5以上など)までに引き上げられる予定です。

ここで注意したいのは、「すべての家に太陽光パネルを導入しなければならない」という意味ではなく、「ZEHと同等の高い省エネ性能」を“当たり前”にすることが目的です。

なぜ国はZEHを進めているの?

2050年のカーボンニュートラル実現に向け、住宅からのエネルギー消費と温室効果ガス排出量を減らすことが国の大きな目的です。

背景には、私たちの暮らしに直結する次のような課題があります。
・光熱費の高騰への対策
・災害への備え
・脱酸素社会の実現

ZEH住宅は、
「環境のため」だけでなく、「家計」や「安心した暮らし」まで考えられた住まいとして、今後ますます重要な存在になっています。
つまり、国全体でエネルギーを使いすぎない家を増やしていこうと言う流れです。

ZEH住宅にするメリット

ZEHのメリットを表した画像

ここまでZEH住宅が注目されている背景についてお伝えしてきました。では実際に、ZEH住宅にすると私たちの暮らしはどう変わるのでしょうか?

補助金や優遇制度が使える!

ZEH水準の省エネ住宅では、住宅ローンの減税や、フラット35借入金利の引き下げなど、さまざまな優遇を受けられます。
ZEH住宅には、
光熱費・快適性・安心感といった、毎日の生活にうれしいメリットがあります。
ここでは、ZEH住宅のメリットをわかりやすくまとめました。

ただし、これらの制度は省エネ住宅が普及すると終了する可能性もあります。
新築を検討しているなら、早めの情報収集がおすすめです。

光熱費をグッと抑えられる

断熱性能の強化と高効率設備の導入により、使用するエネルギーを大幅に減らすことができます。月々の光熱費が削減できるので、長い目で見ると家計にやさしい住まいになります。

自分の家が太陽光に向いているか確認したい方はこちら

一年中、室内が快適

高断熱の家は、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境を維持しやすいのが特徴です。
部屋ごとの温度差が少なくなり、ヒートショックの軽減や結露、カビの抑制にもつながります。

災害時も「電気が使える安心感」

太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、停電時でも最低限の電力を確保できます。「もしもの時の安心感」を重視する方にも、大きなメリットです。

ZEH住宅の知っておくべきデメリット

ZEHのデメリットを表した画像

ZEH住宅には多くのメリットがありますが、導入前に知っておきたい注意点やデメリットもあります。
後悔しない家づくりのために、事前に確認しておきましょう。

初期費用は高くなりやすい

断熱材や高効率設備、太陽光発電などの導入により、一般的な住宅より、数百万円ほど初期投資が高くなる場合があります。補助金で軽減できるケースもありますが、トータルコストは事前にしっかり確認することが大切です

太陽光は立地・天候の影響を受ける

太陽光発電は、立地や天候の影響を受けます。豪雪地帯や周囲に背の高い建物・山がある場合は、事前のシミュレーションが欠かせません。

まとめ|ZEH住宅は「これからの基準」

家族がZEH住宅で暮らす画像

ZEH住宅は、特別な家ではなく、これからの新しい住宅の基準になっていく存在です。
義務化の流れやメリット・デメリットを正しく理解したうえで、自分たちの暮らしに合った選択をすることが大切です。

記事参考

国土交通省 | 家選びの基準変わります 

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